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Jan 2015

三献の茶、

戦国時代。
長浜城主となった秀吉は、ある日、領内で鷹狩をしていた。
その帰途、ある寺に立ち寄って茶を所望した。

対応した寺の小姓は、まず最初に大ぶりの碗にぬるめの茶を入れて出した。
喉の乾いていた秀吉は、それを一気に飲み干したあと、もう一杯所望した。
次に小姓は、やや小さめの碗に、やや熱めにした茶を出した。
秀吉が試みにもう一杯所望したところ、今度は小ぶりの碗に熱く点てた茶を出した。

相手の様子を見て、その欲とするものを出す。

この心働きに感じいった秀吉は、その小姓を城に連れて帰り家来とした。
この小姓が、その後累進し、五奉行の一人、石田三成となった。

晩年、石田三成は関ヶ原の合戦に西軍大将として挑み敗れた。
しかし、“お茶出しひとつ”でここまで出世できることを証明した。

“小さなことに忠実になること。そこに強さが宿る。”

株式会社GA INC
代表取締役社長 CEO 永 原 清 一

ながはら